ねこちゃんの毛玉除去

今回ご紹介するのは、巨大な毛玉の除去を行った2歳のスコティッシュフォールドちゃんです。

こちらの猫ちゃんは、毛玉の除去のためにご来院されました。
つい先日までは、おなかの調子が悪かったたのですが、当院にて治療・安定したため実施しました。
毛玉は、背中から腰の右半分を覆うほどのシート状になっていて、とても梳き櫛で解除できる様な状態ではありませんでした。
バリカンで皮膚を傷つけないように注意しながら根元から刈り取り、除去しました。
また、ここ以外にも全体的に毛玉があったため、毛刈りと梳き櫛を併用してきれいにしていき、約15分で終了しました。
気温の高い時期の為、毛玉の下の皮膚炎が心配されましたが、幸い、重度の皮膚炎はありませんでした。

これですっきりしたね!
バリカンは普段聞き慣れなくて怖いと思うけど、よく頑張ってくれました!

-猫ちゃんの毛玉対策-
こうした毛玉のトラブルを未然に防ぐには、定期的なブラッシングが非常に効果的です。ブラッシングをすることで抜け毛を取り除き、猫が毛づくろいで飲み込む毛の量を減らすことができます。特に換毛期(春と秋)には、通常より多くの毛が抜けるため、1日1〜2回のブラッシングが理想的です。短毛種でも週に数回は行いましょう。

また、ブラッシングは単なる毛玉対策だけでなく、皮膚の健康チェックにもなります。かさぶたやしこり、ノミ・ダニの寄生などを発見できるかもしれません。さらに、オーナー様とのスキンシップの時間としても非常に有益です。無理に押さえつけず、猫がリラックスしているタイミングで優しくブラッシングを行うことが、信頼関係の構築にもつながります。

皮脂の分泌や汚れの付着により毛が絡まりやすくなることもありますので、基礎疾患の見直しが必要なケースもあります
猫ちゃんの皮膚のトラブルの際は是非当院にご相談ください。